Leon Ransmeier

ニューヨークを拠点に活動するレオン・ランスマイヤーは、日本の文化背景をリサーチする中で、「触れる美」の存在を見出しました。日本の器は手に取ることでより美しさを感じることができる形状と質感を持っていることに着目し、手に取りたくなる形状を持つ道具からインスピレーションを受けた特徴的なデザインを採用しました。コーヒーポットやティーポット、花瓶、マグなどの取っ手は、高度な成形技術によって膨らみを持たせ、手になじむ形状をしています。


アメリカ生まれ。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインを卒業後、アイントホーフェンに渡り、1990年 代に台頭していたダッチデザインのアプローチやデザイン手法に影響を受ける。米国に戻ったあと、ニューヨークの摩天楼のペントハウスに自身のインダストリ アルデザインスタジオを設立。スタジオで実際に手を動かしてつくる手法で、観察と実験を綿密に行う。複雑な手法を整理し解体していく事で、シンプルかつエ レガントなデザインが生まれる。 Mattiazziのための椅子ChiaroやHerman MillerのためのAGLテーブルシリーズ、HAYのためのリボルバースツールなどが代表作。作品は、サンフランシスコ近代美術館やクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館で展示され、またサンフランシスコ近代美術館とコーニングガラス美術館のパーマネントコレクションとして所蔵されている。

ransmeier.com/

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